野田市で歯科・歯医者といえば女性院長の山本歯科診療所

2014.03.08更新

高血圧と歯肉炎

最近は、いわゆるメタボ検診も普及してきて、
高血圧と診断されて治療を受けている方も
多いと思います

厚労省には、そのものずばりの「高血圧ホーム
ページ」などというものもあります。

それによると、140/90mmHg以上を高血圧症
としており、メタボ検診では130/85mmHgを
保険指導判定値としています。

ここで指導を受けても数値が改善しないと、
治療となり降圧剤を飲むことになります。

この降圧剤のなかに、歯茎の腫れを引き起
こすものがあります。

歯石取りや、ブラッシング指導を繰り返しても
なかなか歯茎の腫れが改善しなかった患者
さんで、降圧剤を変えてもらったら著しく改善
したという方が結構いらっしゃいます。

歯茎が腫れたり、出血のある方で降圧剤を
長く飲んでいる方は一度内科の先生に
ご相談されるのも良いかと思います。

ただ、この高血圧の基準となる値、これは
西洋医学的な考えに基づいたもので
東洋医学的にはまた違った基準があります。
先日の柿木先生の講演での資料がこれ

うえの血圧は、年齢＋90位まではオーケーと
いうことです

西洋医学と東洋医学でずいぶん基準が違い
ますよね。

どちらが正しいということではありませんが、
他の持病の有無なども考慮に入れて、
それぞれが選択するのがよいのではない
でしょうか・・

私個人としては、高いより低い方がいい的な
西洋医学の考えには少し疑問を持っています

歯周病治療については、こちら

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.27更新

医師会・歯科医師会合同講演会

2月19日、野田市の医師会・歯科医師会合同
講演会を聞きにいってきました

歯科治療というのは、外科処置を伴うことが
多いので、事前に患者さんの全身状態や
飲んでいるお薬の情報を把握することが大切
です。

なので、様々な疾患を持つ患者さんへの医科
側からの治療法、疾患そのものや治療法が
歯科に与える影響についてお互いに勉強しま
しょう、というのが去年から始まったこの会の
趣旨です。

今回のテーマは「骨粗鬆症」。

医科側からは、現在行われている骨粗鬆症の
治療について、歯科側からは、骨粗鬆症の治
療薬に顎骨壊死を引き起こすものがある、と
いうようなお話がありました。

専門的な話は省きますが、患者さんにお願い
したいのは、歯科治療を受けるときには、骨粗
鬆症に限らず他の病院で何か治療を受けてい
るか、何かお薬を飲んでいないか教えていただ
きたいということです。

必要な情報なのでご協力お願いしますね

薬局でもらうお薬の説明書も見せていただけ
ると大変助かります

医科の先生も、治療する患者さんが歯科を
受診することを前提にあらかじめ説明など
しておいてくれるといいのになあ・・

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.19更新

ちょっといい話（1）

先日、春日部にお住まいのOさんからこんな
お問い合わせのお電話

がありました

「近所の歯科医院で勧められた歯ブラシを
ずっと使っていたのだが、その医院が閉院
してしまい歯ブラシが入手できなくなって
しまった。ネットで検索したら、そちらで同じ
会社の歯ブラシを取り扱っているようなので
購入することができるだろうか？」

治療を受けずに歯ブラシだけ購入できますか？
とおっしゃるので、全然構いませんよとお答え
すると早速その日の午後にご来院。
今までお使いのものは残念ながら、在庫が
なかったのですが、私のお勧めのアルカトルネ
を使っていただくことに。

Oさんは、探していた歯ブラシに近いものが
手に入り、ご満足いただいたようでした。
私も、始めたばかりのブログがこういう形で
お目に留まることもあるのかと、ちょっと意外
でしたが、少しお役にたてて嬉しかった
です

こんな患者さんとのやりとりで嬉しかったこと
などもお伝えしていきたいと思います。
なので、今回は（1）です。これが（2）,（3）‥
と続くといいな～と思います

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.19更新

義歯の作り方(4)

さて、煮あがった（重合の終わった）義歯を
割り出す作業です。

フラスコからはずしたところ

中の義歯を壊さないように（壊すと・・

）
慎重に作業を進めます。
義歯が姿を現しました。

慎重に、慎重に・・・
ようやく割り出し終わりました。

あとは、ひたすら研磨して完成です。

患者さんに来院していただきセットします。
義歯の吸着力をよくするために、辺縁を長め
に仕上げてあるので最初はふちの部分が
擦れたりすることがありますが、使っていた
だきながら調整していきます。

他の種類の義歯もだいたい同じような工程で
作製します。保険外の場合は、型を取るため
の専用のトレーを作ったりしますので、もう
少し時間がかかります。

ですから新しい義歯をご希望の方は、1ヶ月
位の時間の余裕を持ってご来院いただけると
大変助かります

以上義歯の作り方でした。

義歯の種類については、こちら

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.15更新

義歯の作り方(3)

試適で問題なかったら、咬合器からはずして
フラスコという金型に石膏で埋めていきます。

埋め終わったら、お湯につけてワックスを溶かします。
気温によってつける時間を調整する必要があります。

頃合いを見計らって、フラスコをあけてなかの
ワックスを除去すると・・・こんな感じ

この鋳型にレジンを流し込んで、再びふたを
して、弱火でことこと1時間ほど煮ます

急に温度を上げてしまうと、レジンにすが入る
ので火加減に気を使います。

1時間経ったら鍋からあげて中の義歯を
割り出していきます。

義歯の作り方(4)に続く・・・

義歯の種類については、こちら

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.14更新

義歯の作り方(2)

排列の作業に入る前に使う人工歯を選びます。
たくさんの種類の中から、顎の大きさや上下
の顎の位置関係などを考えながら選んでい
きます。
特に前歯の場合、患者さんの顔の形、性別、
年齢なども考慮に入れて選ぶとより自然な
感じの義歯になります。

人工歯を選んだら、1本ずつ並べてきます。
1番時間のかかる工程です。
まずは、前歯から。患者さんのお顔を思い
浮かべながら・・・

どうにか並べ終わりました。総義歯の場合
普通、前歯6本、奥歯左右で8本並べます。

ここまで出来たら、また患者さんに来院して
いただき試適をします。
洋服の仮縫いのような段階です。

試適で問題がなければいよいよ仕上げの作業
です。

義歯の作り方(3)に続く・・・

義歯の種類については、こちら

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.13更新

義歯の作り方(1)

山本歯科で義歯をお作りする場合、型を
取ってから仕上がりまでだいたい１ヶ月かか
ります。

その作業工程をざっとですがご説明します。

保険適用の総義歯の場合です。

まずお口の型を取り、模型を作ります。

その模型で、義歯の高さ、上下の顎の位置関
係を決めるためのロー堤というものをつくります。

患者さんに来院していただき、温めて軟化した
このロー堤を噛んでもらい上下の顎の位置を
決めたらこの模型を咬合器に装着します。

こんな感じです。
このロー堤に人工歯を並べていく、排列と
いう作業を次に行います。

義歯の作り方(2)に続く・・・

義歯の種類については、こちら

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.12更新

学術講演会

2月11日、大学同窓会主催の学術講演会に
出席してきました。

講師はテレビ「世界一受けたい授業」などにも
出演されたことのある柿木保明先生。

テーマは「舌診のすすめ」。東洋医学的な視点
から、舌を診ることによって全身の状態を把握
して、治療に役立てようというお話。

そのなかでも、健康で長生きするためには、
食事、睡眠、運動などの生活習慣のバランス
を整えることが大切というすぐ実践できるよう
なお話もあり、わかりやすくとても充実した
2時間でした

前かがみの悪い姿勢を取っていることで、舌に
痛みがでる場合もあるそうですよ

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.04更新

目元千両口元万両

目元は千両の値打ちがあるほど美しく、口元
は万両の値打ちがあるほど愛らしい、という
ことで美人の形容に使うことばです。

このことばを教えてくださったのは、御年90歳
のI藤さん。新しい義歯をご希望でご来院。
歯を並べた状態での試適の段階で、下の前歯
の見え方が気になるとのことで、
「目元千両口元万両といって、大事なのよ、
口元は」とおっしゃったのです。

いわばダメ出しをされたわけですが、ちょっと
うれしくなりました

90歳になられても、口元の見栄えを気になさる
なんて素敵なことではないですか

完成はちょっと遅れましたが、歯を並べなおし
て満足していただきました。

いくつになっても、身なりに気を使うということ
が若々しさを保つ秘訣なのでしょうね。
見習いたいです

投稿者: 山本歯科診療所

2014.02.03更新

ターザン

マガジンハウス社から出ている「ターザン」と
いう雑誌を愛読しています

かっこいいカラダになるための男性誌ですが、
内容が、ちょっとした医学書並みに深いです。
今回の特集でも、肩こり、腰痛の原因から予
防エクササイズまでかなり専門的に書かれて
います。

首のコリと噛み合わせのアンバランスについて
も書いてあります。

実は私は、20世紀終わり頃今よりかなり太って
（10キロ以上は確実に・・）まして