弱音を吐いていると

父は、いつもおどけた口調でこう言いました。
「その頭は何のためについてるんだ?
シャッポかぶるためじゃないんだぞ。
使うためにあるんだぞ

シャッポって帽子のことです

その響きが面白くて、笑っているうちに
ふと、
いいアイディアが浮かんだりしたものでした。
一生懸命考えれば、必ず解決策はあるはずだ
ということを教えたかったのだと思います。
「下町ロケット」の主人公も同じようなセリフ
を言っていましたね。
父も多分に職人気質の人間だったのでしょう。
ただ
一生懸命になるだけでなく、
深刻になりすぎず、
ちょっと肩の力を抜いてみるのも大事なのだ
ということも教わったような気がします。
今年もいろいろ困難なことがあると思いますが
深刻になりすぎず、前向きに考え続けたいと
思います。