は万両の値打ちがあるほど愛らしい、という
ことで美人の形容に使うことばです。
このことばを教えてくださったのは、御年90歳
のI藤さん。新しい義歯をご希望でご来院。
歯を並べた状態での試適の段階で、下の前歯
の見え方が気になるとのことで、
「目元千両口元万両といって、大事なのよ、
口元は」とおっしゃったのです。
いわばダメ出しをされたわけですが、ちょっと
うれしくなりました

90歳になられても、口元の見栄えを気になさる
なんて素敵なことではないですか

完成はちょっと遅れましたが、歯を並べなおし
て満足していただきました。
いくつになっても、身なりに気を使うということ
が若々しさを保つ秘訣なのでしょうね。
見習いたいです
